雪かきをしている人の画像
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経済学のインセンティブとは何か、意味や例を解説

インセンティブとは、報酬や罰金ばどのペナルティによって、ある活動への人々の関わりを増やしたり、あるいは逆に減らしたりすることを指します。
具体的には、お金がほしいから仕事をしたり、罰金を払いたくないから駐車違反をしないといったことです。

つまり、インセンティブは、人間の意欲あるいは抑制を生み出すのです。

社会人だけでなく、学生の生活にもインセンティブが存在します。
たとえば、下記のようなケースでなぜ学生が働くのかを考えてみます。

・気温が氷点下なのに、すすんで雪かきをする
・せっかくの休日なのに、家の庭の芝刈りをする
・ダンスパーティにいかないで、ベビーシッターをする

これらを行う理由は、何らかのインセンティブ、つまりアルバイト代などの報酬が存在していると見るのが普通でしょう。

一般的に、何かインセンティブがあれば、人は自分の満足を追求します。
そうすると、あるインセンティブに対して、人がどのように反応するかを、ある程度予測することができます。


もちろん、人の価値観はそれぞれ異なるので、報酬やペナルティに関する見方が異なることもあります。
そのため、1つのインセンティブがすべての人に同じように影響を与えるとは考えないほうがいいでしょう。

たとえば、学生の例では、
「いくらお金がもらえるからといっても、氷点下の寒さに震えながら、雪かきなんかしたくない」
「アルバイト代は魅力的だけれども、ダンスパーティで友達と会えるから、どうしても行きたい」
という人も中にはいるでしょう。

こういう人たちは、アルバイト代という多くの学生が魅力を感じるインセンティブよりも、ほかのインセンティブに満足を感じるのです。

一般的には、インセンティブを理解すれば、人々や組織の行動を理解、もしくは予測できます。
たとえば、政府がある特定の活動に補助金を出すという事になると、通常、その活動は以前よりも増加します。
仮に、太陽光発電の開発・導入に対して、政府が補助金を出すとなれば、その分野の企業の動きが活発になったり、新規に参入する企業がでてきます。

それとは反対に、ある特定の活動に税金を課したり、罰金というペナルティを与えると、通常、その活動は以前よりも減少します。
例えば、飲酒運転の罰金を重くすれば、飲酒運転をする人は減ると考えられます。
最近のことでいえば、ヨーロッパでは二酸化炭素を排出する企業の活動に対して、一定の税金をかける環境税を導入したことなどが、典型的な例です。
実際に、多くの企業がCO2削減に努力しています。

課税や罰金という、「マイナスのインセンティブ」が働くため、該当する行動を自粛するようになるのです。
マイナスのインセンティブのことを「ディスインセンティブ」といいます。


インセンティブは、金銭的なメリット、デメリットだけではありません。
たとえば、楽しさ、快・不快、名誉、社会的地位、友情恋愛といった、非金銭的なインセンティブもあります。
たとえば、あるものを複数のお店で同じ値段で売っているときに、自分のお気に入りのお店で買うといったことはみなさんにも経験があると思います。

このように、人が何らかの行動を選ぶ時は、その人にとって最も高い見返りを得られるようなインセンティブに反応するのが普通です。

だからこそ、社会の多くの人たちは、最低賃金の増額、新しい租税政策、金利の変化などに敏感になるのです。

政治家、中小企業のオーナー、大企業の社長、労働組合のリーダー、非営利組織のリーダーなど、世の中でより大きな力を持つ立場にいる人さえ、その社会、企業、組織に属する人々の利害に影響を及ぼすインセンティブを考慮に入れて、政策や行動の選択をしています。

また、そうした社会、企業、組織は、それぞれが異なる目標を持ち、さまざまな規制や製薬にも直面しているため、それぞれに固有の異なったインセンティブがあり、みんなそれに基づいて政策や行動を選択しています。



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