シロオリックスの画像
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シロオリックスの特徴、生態とは

シロオリックスは、哺乳綱ウシ目ウシ科オリックス属に分類される偶蹄類で、サーベル状に後ろにゆるくカーブしている角が特徴です。
草や果実を食べて生活します。
水が豊富な環境では毎日水を飲みますが、長期間水を飲まなくても生活することができます。
シロオリックスの英名は「Scimitar Oryx」で、英名の中にある Scimitarは中東で見られる湾曲した細い刀のことで、日本語では「三日月刀」と訳されます。
角長は80cm~100cmほどになります。
シロオリックスはアフリカ中央部の砂漠地帯周辺のステップや、植物のまばらな半砂漠地帯など、乾燥した地域に生息しています。
昔はたくさんの数が生息していたのですが、現在は絶滅が心配されるほど減ってきていると言われています。
また。野生個体は絶滅したとも言われています。

角はオスにもメスにもあり、大人の角は長さが1メートル以上にもなります。
角の形から三日月角オリックスとも呼ばれます。
また生まれたばかりの子供にも小さな角があります。
ウシと同じで食べ物を反芻します。


シロオリックスの子供は、白い大人とは違い、全身淡いキャラメル色をしています。
動物園では、生後一週間ほどは、室内のすみでうずくまっていたりします。
野生では、敵に見つからないようにヤブのなかに身を隠し、母親がくるのを待つ習性があります。
体のキャラメル色がヤブの色に近いため、めだたなくなって都合がいいようです。

子育てで、母親は授乳しながら子供のお尻をペロペロなめて排泄をうながし、糞を食べてしまいます。
草食動物は、野生では被食者の立場です。
敵に自分たちの痕跡を知られないよう、このような行動をとると考えられています。

ミルクしか飲んでいない赤ちゃんの糞は、草を食べる大人の黒い粒状のものとちがい、ミルク色をしています。
生後一週間くらいから、草を口のなかに入れ始めますが、まだ食べることはできません。
草を口のなかに入れて遊ばせながら、少しずつ食べ方をおぼえていきます。
ちゃんと草を食べるようになると、糞の色も大人と同じ色になりはじめます。

ある程度成長するまでは、群れとは別の場所で母親と過ごします。
動物園では、しばらくは小さい放飼場で日光浴や運動をして体をつくる時間をとるとともに、フェンスをはさんで向こう側にいる大人やほかの動物たちと顔なじみになるための時間もあたえます。

生後3か月くらいになって体つきがしっかりしてくると、サバンナデビューができます。
シロオリックスは昼行性の動物で、日中は暑さを避けて朝夕の涼しい時間に活動します。

そして、群れのなかでの生活に問題がなければ、いろんな動物との生活に慣らしていきます。
ただ、キリンやシマウマなど体の大きい動物との同居は慎重に行う必要があります。
基本的に体の大きい順に順位も強くなるので、体の小さいオリックスはときに追いかけられたり、蹴られたりすることがあります。

実際にそれでケガをすることもありますが、シロオリックスはもともと数頭~数十頭の群れで、団結して身内を守っていく習性があるため、生後5か月にもなると、大人たちが守って安全に生活していけるようになります。



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