パワハラをする上司とうける部下の画像
0

パワハラとは何か、厚生労働省の定義やパワハラが周囲に与える悪影響

パワハラとは文字通り「パワー(力、権限)」を利用して「ハラスメント(いやがらせ)」を行うことです。
以前は「職場のいじめ」などといわれていた行為が、2000年前後から「パワーハラスメント」略して「パワハラ」という言葉で呼ばれるようになりました。
いじめ、いやがrせ、迷惑行為、侮蔑、差別などをひっくるめて「パワハラ」といい、職場、取引関係など仕事の世界で使われる言葉です。

パワハラの相談が増えて社会問題化されるにともない、国に対しパワハラ対策を求める声が高まってきました。
そこで厚生労働省は2012年3月、「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」を発表しました。
その提言では、職場のパワーハラスメントを、
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為をいう」
と定義しています。

パワハラと似たような言葉に「セクハラ」がありますが、セクハラは、性的ないやがらせを指すため別物です。
また、セクハラに関しては男女雇用機会均等法第11条で、専業主は職場での性的言動によって労働者に不利益を与えたり就業環境を悪化させたりしないような対策をとることが義務づけられています。
しかし、パワハラには残念ながら法律で決められた対策がありません。

また、セクハラ、パワハラほど有名ではないかもしれませんが、「マタニティハラスメント」略して「マタハラ」という言葉もあります。
マタハラとは、妊娠・出産を理由として解雇や契約打ち切りをされたり、妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的ないやがらせのことです。
加害者は、上肢や同僚個人のこともありますが、職場ぐるみや会社ぐるみのいやがらせもあるといいます。


パワハラをする人とされる人の関係性

パワハラは一般的に「上司から部下へ」というイメージがありますが、実際はそれだけではありません。
例えば、上司でなくても、先輩・後輩という関係でもありますし、同僚間でもあります。
場合によっては実権をもっている部下から上司へのパワハラというのもありえるのです。

他に多い関係性は「正規労働者と非正規労働者」と「顧客や取引先から」のパワハラです。

現在、どんどん非正規労働者が増やされていることもあって、正規労働者と非正規労働者の間の力関係を背景としたパワハラは無視できない問題となっています。
非正規労働者は正規労働者より待遇が悪いこともあって、不満に感じやすいということもあるでしょう。

「顧客や取引先から」のパワハラですが、近年、増えているといわれているのが、サービス業で、顧客から暴言やいやがらせを受けるというものです。
なかでも、医療・介護関係の職場では患者からのパワハラ、鉄道や航空会社など交通関係の職場では乗客からのパワハラが深刻な問題になっています。


パワハラが与える影響

パワハラを受けた人は心に大きな苦痛を受け、そのような環境で働き続けることで自らを追い詰め、自信喪失になり、生きる希望を失うという事態にすら陥ってしまいます。

さらに、パワハラは、被害者だけでなくまわりの人たちにも悪影響を及ぼします。
学校のいじめでもよくいわれることですが、パワハラが起きると、加害者と被害者のほかに、見て見ぬふりをする人たち、傍観者という存在が生じます。
この3つの立場が生まれることで、職場の人間関係はバラバラにされ、被害者はいっそう孤立していきます。

このような状況が続けば、当然のことながら、職場の雰囲気は悪化していきます。
被害者ばかりか、周囲の人たちも、パワハラによって緊張を強いられストレスを増大させていくからです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です