富士山の画像
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富士山の特徴と噴火の歴史

富士山の特徴

富士山とは、日本一高い山です。
標高3,776 mです。
第2位の北岳(3,193m)と比べても飛びぬけて高いことが分かります。
特徴として、5合目が晴れていても、登り始めてしばらくすると霧がでたり、雨になったりするほど天候が変わりやすいというものがあります。
富士山は典型的な成層火山として、緩やかな斜面と四方に広がる広大な裾野をもっています。

富士山は世界194カ国の中で、首都から最高峰が見える極めて稀な例です。
また、3つのプレート(ユーラシア、北米、フィリピン海)が会合する世界でも珍しい場所に位置しています。
そこの地下でつくられた多量の玄武岩質マグマが富士山を形成することになったのです。

富士山の山体は、完全な円錐ではなく、北北西~南南東方面に長軸を持つ楕円錐です。
この方向の山腹にたくさんの側火山ができ、その噴出物が多量に積もったからです。

富士山は大きく4段重ねの構造をしています。
先小御岳火山、小御岳火山、古富士火山、新富士火山です。
小御岳は富士山の北側スバルラインの終点付近に山頂があります。
最近、小御岳よりも古い噴出物が見つかり、先小御岳として区別するようになりました。


富士山にかかる雲の撮影をライフワークにしている写真家もいるほど、富士山にかかる雲は魅力的です。
独立峰である富士山は、山体にぶつかった風を上昇させたり、左右に分けたりと様々な影響を与えます。

富士山の有名な特徴に「初冠雪」があります。
これは、夏が終わった後、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えることです。

雪に関連して、富士山にも雪形があります。
北斜面の残り雪が鳥のような形になり、農家が農作業を始める目安にしてきたので、「農鳥」と言います。
年によっては翼を広げた鳳凰のように見えるそうです。

富士山の「農鳥」の画像

富士山では、代表的な高山植物のハイマツは見られません。
3000mから上は高山帯になります。
イワスゲ帯とも言われるようにイワスゲは代表的な高山植物です。
3500m以上はコケや地衣類だけの世界になります。


富士山噴火の歴史

富士山は以来噴火を繰り返してきました。

富士山の周辺一帯は数百万年前から火山活動が活発であったことが知られています。
その中で約70万年前、現在の富士山の位置に小御岳火山が活動を始めました。

富士山の噴火の中で3大噴火と呼ばれるのは下記のものです。

・延暦(えんりゃく)大噴火

800年。
これにより足柄道が通行不能になってしまいました。

延暦噴火が3大噴火のひとつとして数えられた理由は、古記録に残された噴火記述にあります。
『日本紀略』の延暦噴火記事として「富士山嶺自焼,晝則煙気暗冥,夜則火光照天,其聲如雷,灰下如雨,山下川水皆紅色也」とあり、降灰を主とする爆発的な噴火であったことがわかります。

・貞観(じょうがん)大噴火

864年。
最大規模の噴火で、溶岩流は青木ヶ原樹海を生みました。
溶岩流は御坂山地まで押し寄せ、すでに本栖湖が分離していた「せの海」を精進湖と西湖に分けました。

・宝永(ほうえい)大噴火

1707年。
一番最近の噴火が江戸時代の宝永噴火です。
極めて爆発的な噴火でした。
この噴火は日本最大級の地震であるマグニチュード8.6〜8.7と推定される宝永地震の49日後に始りました。



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