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ウサギの不正咬合、症状と原因、治療と予防方法について

切歯

切歯のかみ合わせが悪くなり、相互に歯を削り合わせることができないために伸びすぎ、ひどくなると下顎切歯は前方に突出、上顎切歯は内側に伸び、口腔内の粘膜に傷を負わせていることがあります。

落下事故より歯を折る、遺伝、ケージをかじる、硬すぎるものをかじるといったことが原因になります。
上顎切歯の歯根が過度に伸びたり、臼歯の不正咬合から二次的に起こる場合もあります。
鼻涙管を圧迫刺激し、閉塞症状として涙目になり、涙の色は細菌感染によって白い流涙症となります。

治療の際、切歯をカットする時にニッパーを使うと、縦方向に裂け、歯根膿症を起こす一因となるので注意が必要です。


臼歯

咬合面がまんべんなく削られず、下顎臼歯は下側に、上顎臼歯は頬側に尖って伸び、口の中を傷つけてしまいます。

原因は遺伝、不適切な餌、外傷などです。
切歯の不正咬合から二次的に起こる場合もあります。

カルシウムやビタミン不足など栄養バランスの悪化は、顎の骨皮質を薄くし、歯根のゆるみ、歯の配列異常を起こし、そのため歯の磨耗に変化が生じて不正咬合の原因となります。

不正咬合があるときのウサギの症状

食欲不振が続く場合は要注意です。
また、餌は食べるけど硬いものを食べない、食べこぼす、いったんフードをくわえるが落とす、よだれが多くなるといった症状が出る場合もあります。
よだれがよくでる場合、よだれによる前肢内側の被毛のもつれや顎の内側の慢性皮膚炎がよく見られます。

あとは、エサをあまり食べないことによる体重減少がみられ、便が小さくなったり、便秘や腸毒血症に進行すると下痢が起こることもあります。
下痢をよくする場合は他の病気の場合もあるため、その便をもって病院で検査してもらいましょう。

ほかにも涙目が見られる場合もあり、臼歯の場合、症状が進行すると下顎に凹凸が見られます。
切歯の不正咬合は、遺伝性の場合生後3週から見られます。


ウサギの不正咬合の治療

切歯は1ヶ月おき、臼歯は1~2ヶ月おきを目安に歯を切断します。

ウサギの不正咬合の予防

ウサギは草食ですから、繊維の多い野菜や牧草など適切な餌を与えるようにします。
十分に臼歯を使って食べることができる牧草は、不正咬合を予防するためにも大切な餌です。
ペットショップに行けば安価で手に入るので、ペレットしかあげていない場合はウサギ用牧草も追加してあげてみてください。
ウサギ用のかじり木もほどよい硬さで歯の伸びすぎを防いでくれます。

ただ、ゲージのように硬すぎるものを強くかじるのも不正咬合の原因となるため、なるべくやめさせるようにします。
ゲージをかじるたびにエサをあげる、出してあげる、などするとゲージをかじることで何かしてもらえる、と思ってしまうウサギもいるので、すぐにゲージからはなれ、あまりかまわないようにします。

また、遺伝性である場合も多いので、不正咬合のウサギを繁殖させると、子のウサギにも同じ症状があらわれる場合もあります。

また、歯根が伸びすぎて細菌感染を起こすと、歯根膿瘍が起こります。
眼窩の下や下顎に発症し、骨髄炎を併発します。
その場合、抜歯をするしかないこともあります。
ウサギは人間と違って歯が抜けても何度も生えてきますが、歯がない間食事がうまくできない場合もあるので、詳しい獣医に相談しましょう。

片方だけ歯が残って伸びすぎてしまい、歯のないほうの口を刺激してしまったり、もう一方の歯が伸びるのを阻害してしまうこともあるため、頻繁に口を見てあげて問題がありそうな場合にはすぐに病院で見てもらうようにしましょう。



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