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深夜、24時間営業のお店はなぜ増えたのか

ナイトビジネスの新顔が次々と登場し、夜型市場が急速に拡大しています。

東京の「五反田ボーリング場」では、昭和60年5月、「企業対抗ミッドナイトtニス大会」が開かれたり、コースでのナイターが楽しめるゴルヅ場も登場しました。

「徹マン」ならぬ「徹テニ」や「徹ゴル」が始まったわけです。
夜中にドライブをすれば、遠くからひときわ明るく目立つのが「草野球のナイター」です。
草野球のナイターも郊外生活にはすっかり定着しています。

ゴルフ練習場、ボーリング、バッティングセンター、テニス練習場などもすっかり夜型化しています。
公営のスポーツ施設なども、こうした傾向に合わせて夜9時、10時まで利用できるようになっています。
プロのスポーツだけでなく、アマのスポーツまで夜型化の傾向は著しくなっています。


レジャー市場の夜型化

するスポーツ以外のレジャーの夜型化はもっと進んでいます。
例えば野球のナイターなど、夜6時30分に始まって、終了は9時30分を過ぎることも多くなっています。
バレーボールもナイターが増えているようです。
芝居や音楽会が夜型中心のレジャーであるのは古くからの傾向ですが、見るスポーツが夜型化しているのは、見る側の都合に合わすことができるようになったからに他なりません。
いうまでもなく、照明設備の完備と、費用をかけてそれをつけて行っても観戦客が集まるという、豊かさがあるからなのです。

古くからの日本型のストレス解消法として利用されている、居酒屋が夜型であるのはいうまでもありませんが、スナック、バー、クラブ、パブなどの洋風の飲酒も同様です。
都市の一部を占めるこれら飲酒業界は、ナイトレジャーの重要な地位を占めています。

一部では、古くから親しまれているビリヤード、広い裾野のひろがりをもつ麻雀、そしてヤングや一部ミドルを惹きつけるディスコもナイトレジャーないしミッドナイトレジャーといえます。

東京ディズニーランドも夏期には夜の客を多く吸引し、科学博も夏場は夜開場することになります。
パーティや遊園地、博覧会などの催し物も長期的には夜型化しているといえます。

食の夜型化も進む

食のマーケットの夜型化も著しくなっています。
郊外のファミリーレストランやコーヒーショップでは夜の11時、12時に客がいっぱいだったりします。
圧倒的に多いのは若者、グループずれと男女のカップルが目立ちますが、ビジネスで利用していると思われるミドル以上の客も少なくありません。
コミュニケーションとビジネスがらみの夜の外食マーケットの拡大は、都心部や副都心地域でのレジャーとしての外食ばかりでなく、郊外部において急速に進んでいます。

コンビニの急速な拡大も、食のマーケットの夜型化と結びついています。

夜、働くタクシーの運転手や、夜勤の鉄道員や警備保障のガードマン、さまざまな夜型のサービス業関係に勤務する人たちにとっては、深夜営業で、そのまま食べられる弁当やおにぎり、サンドイッチ、温かいみそ汁やコーヒー、冷たい飲み物を提供するコンビニは大変便利な存在であり、飲食店の機能に替わるものになっています。


夜型化の背景

では、夜型化の背景は何でしょうか。

まず第一に国際化、世界化があります。
国際間の情報交流、人的交流が都市を24時間化、夜型化させているといえます。
全世界を相手に活躍する企業が飛躍的に増加していることが、必然的にビジネスの夜型化を促進していることも見逃せません。

第二に都市化自体が夜型化を促しています。
政治、芸術、文化、情報、ファッション、クリエイティブなどにたずさわる人々が夜型の行動をとるのは、以前から一般的傾向でした。
大都市は、これらの人々の新しい集積地化している地域です。
また、新聞やテレビ、週刊誌、コミックマガジンなど一刻を争う情報が24時間型化、夜型化するのも当然といえます。

第三に単身赴任も都市の夜型化を支えています。
「札チョン」「博チョン」は一日の仕事を終えても、妻子の持つ家庭に帰ることはできません。
遅くまで仕事をし、時に夜のレジャーを楽しむことが彼らのライフスタイルとなるのも止むを得ないといえます。

第四に世代交代があります。
豊かな社会に生まれ育った戦後派は「夜型」なのです。
夜遅くまで起きていることはお金がかかることです。
経済的豊かさが「夜楽しむ」ことを可能にしています。
また、子供の頃から受験勉強や塾通いの習慣が積み重なって、いまのヤングが夜型人間化している面も見逃せません。
そして、テレビやラジオ、さらには夜のレジャー産業などの供給側の働きかけがあることも大きいでしょう。



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